入れ歯(義歯)治療とは
- 入れ歯を作りたい
- 入れ歯を直したい
- 違和感がある
- 発音しづらい
使っている入れ歯に満足していますか?
ひと口に入れ歯といってもその種類はさまざまです。部分入れ歯や総入れ歯、そしてインプラントも入れ歯の一種で、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。すべての入れ歯に共通するのは、定期的なメインテナンスが必要になるということ。入れ歯を作っただけで満足するのではなく、定期的にお手入れをすることで入れ歯を長持ちさせ、口腔内のトラブルも防ぎやすくなります。
入れ歯の種類
レジン床義歯(保険治療)
レジン床義歯は、歯肉や顎に触れる箇所がレジンという歯科用プラスチックで作られた入れ歯です。保健を適用できるため治療費は安くなりますが、自由診療の入れ歯と比べると分厚く、熱伝導率が下がってしまいます。
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メリット
- 保険が適用できるため保険治療となります
- 金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がありません
- 修正が簡単にできます
- ほとんどの症例に対応可能です
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デメリット
- 厚みがあるため、食事時に熱が伝わりにくい
- 劣化しやすいため耐久性が劣る
金属床 (自費治療)
お口の粘膜に触れる部分(床)が金属で作られている入れ歯。金属は熱伝導率が良く、食べ物や飲み物の温度を感じやすくなり、食事を美味しく楽しめるようになります。入れ歯を薄くしても、金属なので耐久性があり、装着時の違和感を軽減してくれます。ただ、金属を入れ歯に使用しているので、金属アレルギーの患者さんはご利用になれません。
- 治療期間
- 約2週間~1ヵ月半(口腔内の状況や症例により左右されます)
- 治療回数
- 約5~6回
- 費用
- ¥220,000~¥385,000(税込)
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メリット
- 保険治療で用いるレジンよりも素材が薄く、なおかつ頑丈に作れる
- 金属製の土台を用いるため義歯が頑丈で、硬いものも余裕を持って噛みやすい
- 熱伝導率が高く、食事を美味しく感じやすくなる
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デメリット
- 保険を適用できないため、保険診療と比べて費用が高くなる
- 金属アレルギーを発症するリスクがあるほか、すでにアレルギーを持つ患者様は利用できない
- 金属を用いるため素材が重く、装着した際に違和感を覚える場合がある
ノンクラスプ義歯
金属製の金具(クラスプ)の代わりに、義歯床にピンク色のプラスチックを使うことがノンクラスプ義歯の特徴です。金属アレルギーの心配がなく、口を開けた際に金属が目立つこともありません。また、部分入れ歯と比べて壊れにくいこともノンクラスプ義歯のメリットです。
- 治療期間
- 約2週間~2ヵ月(口腔内の状況や症例により左右されます)
- 治療回数
- 約2~6回
- 費用
- ¥110,000~¥220,000(税込)
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メリット
- 金属のバネは使用しないので、見た目が自然
- 床の部分が薄く作れるため、装着感が良好
- 保険適用の入れ歯と違い、柔軟性があるので装着感が良い
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デメリット
- 劣化しやすいため耐久性が劣る
- 保険適用でない
インプラントとは
- 審美性と機能性の両方にこだわりたい
- 天然歯と変わらない噛み心地を維持したい
インプラントは、歯を失った部分の顎の骨に人工の歯根を埋め込み、人工の歯を装着する義歯です。
噛む感触を取り戻せるため、食事が美味しく味わえます。
また、ブリッジのように健康な歯を削る必要もなく、入れ歯のように毎回取り外す必要もありません。
インプラントを検討されている方はいつでもお気軽にご相談ください。
信頼できるクリニックをご紹介致します。
※インプラントはすべて自費診療となります。
インプラント治療の
メリット・デメリット
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メリット
- きちんと噛め、消化器官への負担も軽減し、脳血流も増加し脳細胞が活性化されるなど全身の健康維持にも役立ちます。
- アゴの骨がやせて変形することが抑えられます。
- 周りの歯の過剰負担を避けられ、周りの歯を削らずにすみます。
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デメリット
- 自費診療のため高額治療となります。
- 適応する部位にもよるが、多くて6カ月ほど治療期間がかかります。
- 治療後も半年に一度のメインテナンスをきちんとしなければならなりません。
治療後は定期的に
メインテナンスを
インプラント自体は虫歯になりませんが、適切なケアをしなければその周囲の歯や歯茎はダメージを受ける場合があります。そのせいでインプラントを維持できなくなる例も見られるため、治療完了後も歯科医院で定期的にメインテナンスを受け、トラブルを防ぎましょう。